Apple Watch Series 10を9ヶ月使ってわかったこと|健康管理目的のリアルレビュー

Apple Watchは気になっているけれど、「本当に必要なのか?」と迷っている人は多いのではないでしょうか。
私もその一人でした。
実は以前からたまに動悸のような症状が起きることがあり、一度病院で心電図を取ってもらったことがあります。
しかしそのときは異常なし。
それでも不安が消えず、別の病院を受診したところ高血圧であることがわかりました。
医師から勧められたのは、運動と減塩。
そこで週5回のウォーキングを始めることにしました。
どうせ運動をするなら、心拍数や運動量などのデータをきちんと記録したい。
そう思ったとき、以前から気になっていたApple Watchの存在を思い出しました。
そして2025年6月4日、ついにApple Watchを購入。
現在は約9ヶ月、ほぼ毎日使い続けています。
この記事では、実際に長期間使ってみて感じた良かったところと気になったところを正直にまとめました。
これからApple Watchの購入を検討している方の参考になればうれしいです。
目次
Apple Watch Series 9との違い
Apple Watch Series 10は、見た目こそ大きく変わっていませんが、Series 9からいくつかの改良が加えられています

とはいえ、劇的な進化というよりは完成度を高めたマイナーチェンジに近いアップデートです。
まず大きな違いとして、本体のサイズと薄さがあります。
Series 9は41mmと45mmの2サイズでしたが、Series 10では42mmと46mmになり、ディスプレイが少し大きくなりました。
さらに本体の厚みも約10%ほど薄くなっており、装着感がより軽くなっています。
ディスプレイも改良されており、Series 10では新しい広視野角のOLEDディスプレイが採用されています。
これにより、斜めから見たときの明るさが最大で約40%向上しており、腕を少し傾けただけでも画面が見やすくなりました。
また、内部チップもS9からS10チップに更新されています。
ただし体感できるほどの性能差は大きくなく、日常操作のスピードは両モデルでほぼ同じと言われています。
そのほかの違いとしては、
- 充電速度が改善(約30分で80%充電)
- 水温センサーや水深計の追加
- 素材がステンレスからチタンへ変更
などがあります。
ただし、健康管理機能や基本的な使い方はSeries 9とほぼ同じです。
そのため、Series 9をすでに持っている人が急いで買い替えるほどの差はないという評価が一般的です。
Apple Watch Series 11との違い
Apple Watch Series 11は2025年に登場した後継モデルですが、Series 10との違いはそこまで大きくありません。

大きな変更点として挙げられるのは、バッテリー駆動時間の改善です。
Series 10は約18時間の使用を想定していますが、Series 11では約24時間の使用が可能とされています。
また、Series 11では健康機能がさらに強化されており、高血圧の兆候を通知する機能などが追加されています。
これにより、健康管理デバイスとしての役割がより強化されました。
通信面でも進化があり、セルラーモデルでは5G通信に対応しています。
これにより、単体通信時のデータ通信速度や安定性が向上しています。
ただし実際には、新しい健康機能の一部はソフトウェアアップデートで旧モデルにも提供される場合があり、Series 10との体験差はそこまで大きくない可能性もあります。
そのため、これから新しくApple Watchを購入する場合はSeries 11を選ぶメリットはありますが、Series 10を使っている人が買い替えるほどの大きな進化ではないという見方も多いです。
Apple Watch Series 10を9ヶ月使って良かったこと
自分の体と生活のログを可視化できる
Apple Watchを使い始めて最も良かったのは、自分の身体データが明確に見えるようになったことです。

Apple Watchで取得したデータは、iPhoneのヘルスケアアプリにまとめて記録されます。
例えば次のようなデータです。
- 心拍数
- 歩数
- ワークアウトの内容
- 日々の活動量
日々の生活の中で、どれくらい体を動かしているのかが非常に分かりやすくなりました。
なお、血圧はApple Watch単体では測定できません。
私は別途、上腕式の血圧計「オムロン HCR-7524T」を使用しています。

この血圧計はスマートフォンアプリと連動し、ヘルスケアアプリに自動でデータを記録できるため、Apple Watchのログとまとめて管理できるのが便利です。
盤面のカスタマイズが便利
Apple Watchは文字盤(盤面)を自由にカスタマイズできます。

自分の知りたい情報を配置しておけば、腕を上げた瞬間に確認できます。
例えば
- 心拍数
- アクティビティリング
- 天気
- カレンダー
など、日常で必要な情報を一画面にまとめられるのが非常に便利です。
純正バンドのクオリティが高い
現在使っているのはNikeスポーツループのブルーです。

このバンドの良いところは、締め具合を細かく調整できることです。
ゆるすぎず、きつすぎない、自分のベストな位置で止めることができます。
また耐久性も高く、
・糸のほつれなし
・目立つ劣化なし
という状態で9ヶ月使えています。
手入れも簡単で、2週間に一度くらい軽く手洗いするだけで十分です。
腕時計は意外とすぐ慣れる
実は私は、もともと腕時計など体に何かをつけるのが苦手なタイプです。
そのためApple Watchも長く敬遠していました。
しかし実際に付けてみると、
・最初の2日くらいは違和感あり
・それ以降はほぼ気にならない
という感じで、すぐ慣れてしまいました。
今では付けていることを忘れるレベルです。
タッチ決済がとにかく楽
交通系ICや電子決済をApple Watchで使えるのも大きなメリットです。
もともとiPhoneで交通系決済を使っていましたが、Apple WatchだとiPhoneを取り出さなくていいというのが想像以上に快適です。
改札での動作も非常にスムーズになりました。
LINEなどの通知をApple Watchで確認できるのも便利なポイントです。
これにより
- いちいちiPhoneを取り出す必要がない
- 重要な通知をすぐ確認できる
というメリットがあります。
簡単な返信なら、Apple Watchだけで完結することもできます。
運動を続けるモチベーションになる
Apple Watchは決して安いデバイスではありません。
私が購入したときは約65,000円でした。
そのため、「せっかく高いお金を払ったのだから運動を続けよう」という心理が働きます。
結果として、ウォーキングを継続するモチベーションになりました。
騒音レベルを通知してくれる
Apple Watchには周囲の騒音レベルを測定する機能があります。
ライブ会場などに行くと、騒音が危険レベルになると通知してくれます。
これにより
・耳へのダメージを実感できる
・子どもを騒音環境に長時間連れて行かないよう意識できる
といった気づきもありました。
高心拍を検知して通知してくれる
突発的に心拍数が上がった場合、Apple Watchが通知してくれます。
私は仕事柄、突然強い緊張状態になることがあります。
そうしたときに通知が来ることで、「今かなりストレス状態なんだな」と客観的に気づくことができます。
結果として、
- 生活習慣を見直す
- ストレス管理を意識する
といった予防意識につながりました。
ウォーキング中の音楽操作が便利
ウォーキング中はiPhoneを腕に装着しています。
その状態だと、音楽の操作が少し面倒です。
しかしApple Watchがあれば、
- 曲送り
- 再生停止
- 音量調整
などを手元で操作できるので非常に便利です。
Apple Watch Series 10の気になるところ
睡眠時は装着していない
Apple Watchには睡眠トラッキング機能がありますが、私は使っていません。
理由は単純で、寝るときはやはり邪魔だからです。
その代わり、睡眠の可視化にはスマートリング「Smart Recovery Ring」を使っています。

睡眠はリング型デバイスのほうが快適だと感じています。
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冬は長袖で見づらい
冬になると長袖の服を着るため、Apple Watchが袖の中に隠れてしまいます。

そのため、ぱっと時間や情報を確認しにくいという場面が少し増えました。
交通系決済が反応しないことがある
基本的には快適ですが、まれに交通系決済が反応しないことがあります。
頻度は低いですが、
- Apple Watchの電池切れ
- 改札との相性
なども考えると、iPhoneなど別の決済手段も持っておくほうが安心です。
バッテリーは「悪くないが良くもない」
Apple Watchのバッテリーは、悪くはないが、特別長いわけでもないという印象です。
私は基本的に自宅で仕事をしているので問題ありませんが、
- 外出が多い人
- 長時間の移動がある人
は少し気になるかもしれません。
特に注意したいのが、交通系決済をApple Watchに依存している場合です。
外出先でバッテリーが切れると困るため、私は
- モバイルバッテリー
- Apple Watch充電ケーブル
をセットで持ち歩くようにしています。

充電ケーブルは少し使いづらい
純正の充電ケーブルは、そのままだと少し使いにくいです。
市販の充電スタンド(台座)を使うとかなり快適になります。
私の場合は充電拠点を2か所にしています。
書斎では「Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)」を使用。


リビングでは、純正ケーブルをスタンドにはめて使っています。
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Apple Watchのアプリは意外と使わない
Apple Watchには多くのアプリがありますが、実際にはあまり使っていません。

というのも、Apple Watchは長時間操作するデバイスではないからです。
画面をじっくり見るような作業は、iPhoneのほうが圧倒的に楽です。
Apple Watchは
- 通知
- 健康管理
- ちょっとした操作
といった補助デバイスとして使うのが本質だと感じています。
常時表示はバッテリー消耗が大きい
常時表示(Always On Display)も試しましたが、バッテリー消耗がかなり早くなりました。
実際に使ってみて、「これは常用できない」と判断し、現在はオフにしています。
まとめ|Apple Watch Series 10は「健康管理を習慣化したい人」におすすめ
約9ヶ月間、毎日Apple Watch Series 10を使い続けて感じたのは、このデバイスは「便利なスマートウォッチ」というより、生活習慣を整えるためのツールだということです。
心拍数や運動量などのログが自動で記録されることで、自分の体の状態や生活のリズムを客観的に把握できるようになりました。
特にウォーキングを続けるモチベーションになったことは、購入してよかったと感じている大きな理由のひとつです。
また、通知の確認や交通系決済など、日常のちょっとした動作がスムーズになるのもApple Watchの魅力です。
iPhoneを取り出す回数が減り、思っていた以上に生活のストレスが減りました。
一方で、バッテリー持ちや充電の手間、睡眠時の装着など、使い方によっては気になる部分もあります。
Apple Watchはスマートフォンのように長時間操作するデバイスではなく、常に身につけてデータを記録することに価値があるガジェットだと感じました。
もしあなたが
- 健康管理や運動習慣を続けたい
- 自分の体のデータを可視化したい
- iPhoneと連携した便利な生活をしたい
と考えているなら、Apple Watch Series 10は十分に満足できるデバイスだと思います。
逆に、アプリをたくさん使いたい人や、スマートウォッチ単体で多くの操作をしたい人にとっては、期待している使い方とは少し違うかもしれません。
とはいえ、私自身は「もっと早く買えばよかった」と感じています。
Apple Watchは、気づかないうちに生活の一部になっている、そんなガジェットでした。






